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資格取得支援制度:人事の視点から制度について語る

資格取得支援制度について、人事部教育課のみなさんにインタビューを行いました。
SCSKサービスウェアは社員の人材育成に力を入れており、充実した資格取得支援制度が用意されています。
制度の概要や利用実績、取得資格の傾向などについて伺いました。

資格取得支援制度について

【人事部教育課】
■柴崎 寿美子 課長/■岸 千春 係長/■小久保 昌裕

直接雇用であれば入社初日から制度の利用が可能!

Q.資格取得支援制度の概要を教えてください。
小久保さん:
主にITやビジネス実務、コンプライアンス、労務、業務に関するものなど、ビジネスパーソンとして求められる資格のうち、2022年12月現在119種類が資格取得支援制度の対象になっています
対象者は、SCSKサービスウェアに雇用されている正社員と契約社員です。
当社と直接雇用契約のある方はどなたでも、入社した初日から利用するができます。
試験に合格されたり資格を更新されたりした場合に、受験費用や更新費用をお支払いしています。
もし不合格であった場合は、自費となるため支払いはありません。

対象資格はA群とB群の2つに分類

Q.対象資格のA群とB群について、詳細を教えてください。
小久保さん:
対象資格は「(A)共通資格」と「(B)職種別資格」の2つに分類されており、上長による申請許可の有無要否が異なります。
A群ですと職種やポジションに関わらず、ビジネスパーソンとして必要な知識とスキルの向上につながる資格で構成されています。
代表的なものとして、ITパスポートやTOEIC、簿記検定などの一般的な資格ですね。
社員本人が希望すれば受験可能なので、向上心の高い方はどんどん資格を取っています。

一方B群は、特定の職種や業務に必要となる専門的な知識と運営管理能力の向上につながる資格です。
こちらは、上長が業務上の必要性を考慮した上で受験申請を許可しています。
ITIL、CompTIA(コンプティア)やBPIEなどといった専門性の高い資格の場合、中には数万円の費用がかかるものもあります。個人で負担するのはなかなか厳しいので、会社として資格取得支援制度で応援しています。

【2021年度以降の申請数ランキング】

 

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5年前と比較して利用実績が倍以上に増加

Q.年間の利用実績はどのぐらいありますか?
小久保さん:
2021年度の利用実績は721件ありました。このうちの十数件はおそらく新入社員による受験だと思います。
というのも、新入社員に関しては毎年入社時に「皆さん資格を取得してください」とアナウンスしているんですよ。
それ以外の件数に関しては、自発的に各自で受験申請をしていただいているものです。
5年ぐらい前は年間300件程度の利用実績だったのが、今は倍以上に増えています。以前よりも資格取得支援制度に対する関心が高まっていると感じています。

部署全体で勉強を支援し、高い合格率を実現

Q.A群・B群それぞれの人気資格と部署ごとに取得する資格の特色について教えてください。
小久保さん:
A群の中で受験者の多い資格は、ITパスポート、MOS、P検、TOEIC等があります。
B群だと、情報セキュリティマネジメント、CompTIA、ドットコムマスター、コンタクトセンター検定等です。
部署ごとの取得する資格の特色を見ると、金融のプロジェクトを多く取り扱う事業部では、外務員資格(証券外務員)や損保一般試験などが多いですね。
ヘルプデスク業務では、CompTIAやITILなどのIT系資格が中心です。
外資系のお客様がいるプロジェクトだとTOEICの受験などというように、取り扱う事業部ごとに取得する資格が異なる傾向があります

岸さん:
B群の情報セキュリティマネジメントは、未経験者の方が多く受験し、比較的合格者数が多い資格になっています。これは部署が推進して勉強の支援を行っている結果です
また、部門によってはプロジェクト配属前の研修期間に自己学習を支援する場合もあると聞いています。社員本人が意識し始める前から、少しずつ試験勉強に結びつく環境下になっていることも影響したのか、結果的に多くの合格者を輩出しています。

毎年、資格取得支援制度の見直しを実施

Q.資格取得を促進するための取り組みがあれば教えてください。
小久保さん:
現在119種類の資格が対象になっていますが、時代や業務の需求に応じて、毎年見直しています。今後新たな資格が対象になる可能性もあるため、最新のものにメンテナンスすることは、さらなる社員のモチベーションアップに繋がるのではないでしょうか。
全従業員が利用できる学習管理システムのGeneralist(eラーニング)にさまざまなコンテンツがあるので、ぜひご自身のスキルアップに活用していただきたいですね。

柴崎さん:
かつての資格取得支援制度は、正社員にのみ適用されていました。
人材育成の意思を示す大きな転機として、2011年に直接雇用契約のある方であれば、どの雇用区分でも利用できる現行の制度へと生まれ変わったのです。
SCSKサービスウェアの提供するサービスの源泉は、人材であると考えています。
社員の学習意欲を高めることは人材の強化・活性化に繋がるとして、資格取得支援制度を促進しています

実は、あまり受験者は多くありませんが、漢字検定もA群の対象資格に該当しているんですよ。
実際に沖縄センターのプロジェクトリーダーが制度を活用し資格取得されたのですが、この時にご家族もそれぞれ自分のレベルに合った級を受験されたんです。家族みんなで勉強に取り組む機会になった一例として紹介します。(※制度の対象は社員本人のみ)

 

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学習するきっかけは人それぞれで、資格取得支援制度がその一助になればとの思いが根底にあります。SCSKサービスウェアは人材を大切に考えている会社として、制度の充実がその一つの現れと言えるでしょう
引き続き、私たち人事からも繰り返し告知をし続けることで、SCSKサービスウェアの社員の方々に向けて、資格取得支援制度の認知度を高めてまいります。

充実した資格取得支援制度を活用して、さらなるスキルアップを

今回は、資格取得支援制度について、話を伺いました。
資格取得支援制度は、正社員だけでなく契約社員等SCSKサービスウェアと直接雇用契約のある方であれば誰でも利用することができる制度です。
一般的によく知られた資格から、専門性の高い資格まで幅広く対象になっています。
上長が受験者を選定する資格でも、自ら手を挙げることでチャレンジすることもできます。能力とやる気次第で、フレキシブルに制度を活用することが可能です。
資格取得支援制度は、毎年対象資格の見直しを行い、業務と時代の要請に応じて刷新しています。
人材を大切に考えるSCSKサービスウェアで、さらなるスキルアップを目指してみませんか?