
SCSKサービスウェアでは、育児や介護といったライフステージの変化に合わせて、社員が安心して働き続けられる環境づくりを進めています。
こうした取り組みの一環として、2025年10月の育児・介護休業法の改正に合わせ、同社では行政が定める5つの柔軟な働き方の措置をすべて導入しています。
制度の拡充だけでなく、社員一人ひとりが自分らしい働き方を選び、長く活躍できる環境を整えています。
今回は、法改正に合わせた制度の導入・運用を担った人事部労務課 課長の渡邉貴文さんと、自身も二度の育休・時短勤務を経験しながら制度運用にも携わる山本佳子さんにお話を伺いました。
制度導入の背景や現場での変化、そしてこれからの展望について、お話を伺いました。
- 育児・介護休業法の改正に合わせて導入した 柔軟な働き方に向けた取り組み
- 育休を経て見えた“両立の現実” 働く親としての経験が今に生きる
- 育休制度の進化と風土の変化
- 多様な働き方に対応するための取り組み
- 制度の先にある“人の想い”、誰もが安心して働き続けられる会社へ
- 社員が自ら選び、長く活躍できる働き方を目指して
- 一人ひとりの“自分らしい働き方”を支える SCSKサービスウェアの取り組み
【プロフィール】
■渡邉 貴文/人事部 労務課 課長/1998年新卒入社
入社後、営業職として経験を積んだ後に、大阪センターでの採用業務を担当。2007年に人事部へ異動し、給与・社会保険関連業務を担当。現在は労務課課長として、育児・介護支援をはじめとした労務施策全般の企画・運用等の業務を管理している。
■山本 佳子/人事部 労務課/1999年新卒入社
入社後は、拠点採用業務からキャリアをスタート。その後、人事部で新卒・中途採用、人事企画、勤怠システム導入など幅広い業務を経験。2度の育休を経て、現在は労務課に所属し、制度運用やメンバー管理を中心に、働きやすい環境づくりに取り組んでいる。
育児・介護休業法の改正に合わせて導入した 柔軟な働き方に向けた取り組み
Q.10月1日からの育児・介護休業法の改正に合わせて、新しく導入した取り組みのポイントを教えてください。
渡邉さん:
今回の法改正に伴い、当社では「社員一人ひとりの状況に合わせて、より柔軟に働ける環境づくり」を目的に、行政が推奨する5つの措置すべてを導入しました。
これまで「短時間勤務制度」「フレックスタイム制度」「在宅勤務制度」はすでに整備していましたが、新たに「ベビーシッター手配・費用補助」と「育児支援休暇」を追加し、全方位的な支援体制を整えました。
一般的には二つ以上の導入で法的要件を満たしますが、当社ではより多様な働き方や雇用形態に対応するため、すべてを揃えることにこだわりました。
センター勤務やお客様先常駐など、働く環境が異なる社員が、自身の業務特性や家庭環境に合わせて最適な制度を選べるようにすることが狙いです。
また、制度導入にあたっては、約300名の対象社員に個別で案内を行い、一人ひとりが必要な支援を確実に受けられるようにしました。
導入当初から、特にベビーシッター費用補助への問い合わせが多く寄せられており、短時間利用など新しい形で活用されるケースも増えています。
時代とともに変化する育児・介護のニーズに合わせ、社員のみなさんが安心して長く働ける仕組みを整えていくことが、今回の取り組みの大きな目的です。
▼SCSKサービスウェアの育児と仕事の両立を支援する各種制度はこちら▼
育休を経て見えた“両立の現実” 働く親としての経験が今に生きる
Q.山本さんは、今回の取り組みに関わる一方で、ご自身も育児に伴い育休制度を活用されたと伺いました。育休前と育休後で、仕事内容にどのような変化がありましたか。
山本さん:
私は14年ほど前に一回目の育休をとりました。
育休前は採用やシステム導入などの企画推進業務を担当していましたが、復職直後はブランクがあることや、子どもがまだ小さく急な休みも多い状況を考慮して、まずはサポート的な定型業務を行っていました。
半年ほど経った頃から、徐々に新しいシステム導入の推進など、以前に近い業務を任せていただけるようになっています。
ただ当時は、子どもの送迎や家庭のリズムを守るために時短勤務をしており、やりたい仕事があっても時間的な制約で諦めざるを得ない場面が多くありました。
そのため、「もっと挑戦したい」という気持ちと「家庭を最優先にしなければならない」という現実の間で葛藤しながら、自分の中で折り合いをつけながら過ごしていたように思います。
今振り返ると、当時は在宅勤務やベビーシッター補助といった制度がまだなく、働き方の選択肢が限られていたと感じます。
今のように柔軟な制度があれば、もう少し無理なく仕事と育児を両立できたのではと思います。
だからこそ、現在の取り組みが当時の自分と同じように子育てと仕事のバランスに悩む方々の支えになることを願っています。
育休制度の進化と風土の変化
Q.ご自身が育休を取得していた時と比べて、改善・充実していると感じている点はありますか。
山本さん:
私が育休を取得していた当時と比べると、会社のサポート体制や情報提供の仕組みは格段に改善されたと感じています。
私が復職する際は、制度の内容を知る手段が限られていたため、分からないことが多く、復職直前は不安ばかりだったことを覚えています。
現在は、専用システム上で会社の最新情報や各種申請書類にアクセスができ、分からないことがあればチャット機能を通じて人事部に直接相談できるようになりました。
チャットの対応もチャットボット(自動応答)ではなく、担当者が一人ひとりの事情に寄り添って対応しているため、社員は安心感を持ってやりとりができます。
また、産休・育休に入る前には上司との面談を設ける制度も導入し、復職に向けて不安を解消できる環境が整っています。
制度そのものが充実しただけでなく、「個々の事情を理解し、丁寧に支える」という風土が根づいてきたことを何より実感しています。
多様な働き方に対応するための取り組み
Q.今回の取り組みを導入するにあたり、課題となった点があれば教えてください。
渡邉さん:
今回の制度導入にあたって最も難しかったのは、当社の多様な雇用形態や働き方にどう対応するかという点でした。
当社では正社員だけでなく、契約社員の方、さらにはセンターやお客様先での常駐など、働く環境が多岐にわたるため、どの制度がどの層のニーズに最も合うのかを慎重に検討する必要がありました。
当初は、行政が定める5つの措置のうち2つ程度を導入する予定で進めていましたが、議論を重ねる中で「多様な社員が自分に合った形で制度を選べる環境こそが柔軟性の本質」との結論に至り、最終的に5つすべての制度を整備しました。
結果として、どの職場・雇用形態の社員も、自身のライフステージに合った選択ができる体制を整えられたことは大きな成果だと感じています。
制度の先にある“人の想い”、誰もが安心して働き続けられる会社へ
Q.今回の取り組みに対して、どのような想いや期待があるのか教えてください。
山本さん:
私自身が育児に奮闘していた頃を思い返すと、保育園の送り迎えのたびに駅まで走り、息を切らしながら仕事と家庭を両立させていました。
毎日が全力疾走の時期を経て、今同じように頑張っている社員の皆さんに強く共感します。
今回の制度拡充は、そうしたパパ・ママたちが少しでも安心して働ける環境をつくりたいという思いから生まれたものです。
制度は仕組みでありながら、その先には「人の想い」があります。
だからこそ、形式的な運用ではなく、一人ひとりの状況に寄り添いながらサポートしていきたいと考えています。
渡邉さん:
今回の取り組みを通じて一番に思うのは、「育児や介護などのライフイベントを迎える社員が、安心して働き続けられる会社でありたい」ということです。
私自身、当社の男性社員として初めて育休を取得した経験から、仕事と育児の両立の難しさ、そして家庭を支えることの大変さを身をもって実感しています。
だからこそ、育休の取得だけにとどまらず、社員それぞれの家庭環境やライフスタイルに合わせて柔軟に働ける選択肢を用意することが重要だと考えています。
当社では、これまでも「育児短時間勤務の期間延長」や「子の看護等休暇の対象拡大」など、法定を上回る支援を進めてきました。
今回、さらに制度を拡充したことで、より多様なニーズに応えられる体制が整ったと思います。
この取り組みが、今まさに育児や介護と向き合う社員の力になり、「両立が難しいから仕事を諦める」という選択をなくしていくことを目指しています。

社員が自ら選び、長く活躍できる働き方を目指して
Q.今後の展望について教えてください。
山本さん:
制度が増える中で大切なのは、社員が自分のキャリアについて主体的に考え、それぞれに最適な働き方を自ら選べるようにすることだと思っています。
育休を取る、時短で働く、フルタイムでキャリアを積むーーどれも正しい選択です。
皆さんが決めた選択を支えることが私たち人事の役割だと思います。
制度を通じて、社員が自律的に働き方を選べる環境をつくりたいと考えています。
また、最近ではWell-Beingの一環として、お金や資産形成、年金、ライフプランに関する研修なども実施しており、社員が将来を見据えて安心して働ける環境づくりを進めています。
これからも、育児・介護・健康など人生の多様な局面で「ここなら自分らしく働ける」と思ってもらえる会社を目指して、一人ひとりに寄り添った支援を続けていきたいです。
渡邉さん:
今後は、育児や介護に関する制度を「形だけの制度」ではなく、「活用される制度」にしていくことが目標です。
そのためには、社員一人ひとりが自分に合った制度を選び、活用できるようにするだけでなく、管理者が制度の背景や時代の流れを深く理解し、職場全体で支え合う文化を醸成していくことが欠かせません。
特に当社では、平均年齢が上がるにつれて介護や病気との両立といった新たな課題も出てきています。
今後は育児世代だけでなく、介護や治療と仕事を両立する社員にとっても安心して働ける環境を整え、「働きたいのに続けられない」という状況をなくしていきたいと考えています。
また、制度・福利厚生をより広く知ってもらうために作成したガイドブック『MyLife MyWork』を通じて、社員だけでなく、これから入社を検討される方にもSCSKサービスウェアの“人を大切にする文化”を感じていただきたいと思います。
一人ひとりの“自分らしい働き方”を支える SCSKサービスウェアの取り組み
SCSKサービスウェアは、法改正に合わせて柔軟な働き方に関する5つの措置をすべて導入し、個々の事情に寄り添う制度と支援体制を整えています。
多様な雇用形態・働く環境でも自分に合う制度を選べる体制を築き、「形」ではなく「活用される」制度へと進化を続けています。
自分らしい働き方を実現したい方は、ぜひSCSKサービスウェアの応募を検討してください。

