
今回は、2022年に新卒で入社した、佐藤りかさんにインタビューを行いました。
現在、業務プロセスの標準化やRPA導入を通じて、社内営業事務の業務改善に取り組んでいます。
「人の役に立つこと」に喜びを感じながら、現場に寄り添い、最適な仕組みづくりを模索する佐藤さん。
今回は、入社のきっかけから現在の業務、SCSKサービスウェアで働く人々の魅力まで、じっくりとお話を伺いました。
- “人の良さ”に惹かれて
- 業界や業務を越えて広がる視野
- 社内の業務改善を推進。拠点を超えてつなぐ、全社最適化への挑戦
- 自分の提案が現場を変える。その実感がやりがいにつながる
- 新人の不安に寄り添ってくれた、あたたかな先輩たちの存在
- 広がるキャリアの選択肢。異動も成長のチャンスに
- さらに信頼される存在へ。業務改善を通じて社内の力になりたい
- 人のあたたかさが、前向きな挑戦を支えてくれる
【プロフィール】
■ 佐藤 りか|事業サポート部門 業務サポート部 第一課 所属/2022年新卒入社
入社後、金融業界のバックオフィスプロジェクトに配属。オペレーションメンバーとしてデータ入力業務を経験後、チーム管理を担うスーパーバイザーへとステップアップし、教育やマニュアル作成まで幅広く担当。入社3年目より社内営業事務の業務効率化を推進するBPM(Business Process Modernization)推進チームへ異動。全社的な業務最適化を目指し、現場と伴走する日々を送っている。
※BPM(Business Process Modernization)とは、ビジネスプロセス全体を最新の業務手法、最新技術を活用し、業務視点から最適化・アップグレードし続ける考え方のことです。
“人の良さ”に惹かれて
Q.入社のきっかけを教えてください。
佐藤さん:
就職活動当初は、観光や旅行業界を志望していましたが、新型コロナウイルスの影響で採用がほとんど行われていませんでした。
そこから、金融業界やIT業界、BPO業界など視野を広げ、さまざまな業界を見る中で、SCSKサービスウェアに出会いました。
当社を志望した大きな理由は「オープンで協力的な社風」に魅力を感じたからです。
面接や面談を通して出会った社員の方々はとても親身で話しやすく、温かい社風を肌で感じることができました。
自分の考えや思いを自由に伝えられる雰囲気があり、この会社であれば自分らしく安心して働ける点に強く惹かれました。
加えて、BPO業界は幅広い業種のお客様と関われるということも魅力に感じた点です。
学生時代、私はバスケットボールサークルに所属し、アルバイトではスーパーやデリバリー専門飲食店のキッチン業務、イベントスタッフなど様々な経験を積みながら、常に人と関わる環境に身を置いてきました。
そうした経験から、「人と関わること」「人の役に立つこと」にやりがいを感じるのだと、気づきました。
当社では、お客様の課題を解決し、業務が円滑に進むようにサポートすることが求められます。
そのため、「人のために考え、行動する」というこれまでの経験が活かせると感じました。
入社後もその実感は変わらず、日々やりがいを持って働いています。
業界や業務を越えて広がる視野
Q.これまでの経歴について教えてください。
佐藤さん:
入社後は、金融業界のバックオフィス業務を担うプロジェクトに配属され、銀行と証券の2つのプロジェクトを経験しています。
どちらのプロジェクトも、お客様の個人情報を登録する業務で正確さが非常に重要となるため、機械と人によるダブルチェックを徹底し、ミスの防止や情報管理に細心の注意を払って行っていました。
最初に配属された銀行プロジェクトは7名ほどの小規模なチームだったため、チーム内のコミュニケーションが密に取れ、話しながら協力して進める場面が多かったです。
その後異動した証券プロジェクトは100名規模の大規模なチームで、各自が集中して業務に取り組む雰囲気があったため、それぞれのプロジェクトで違った働き方を経験できました。
また、証券プロジェクトではスーパーバイザーとして、チームの管理や調整にも携わりました。
日々の対応件数が想定を大きく超えることもあり、派遣社員の増員や体制の強化が求められる場面では、他のスーパーバイザーとも連携しながら、必要な人員の確保やシフト調整、教育計画の策定などにも取り組みました。
育成に必要なマニュアルや研修資料の作成を行い、業務のポイントを自分の言葉で伝えながら、チームの成長を支える役割を果たせたと感じています。
なかでも、派遣社員の採用から教育、業務定着までを一貫して担当できたことは自身の中でも大きな経験になりました。
社内の業務改善を推進。拠点を超えてつなぐ、全社最適化への挑戦
Q.現在の業務内容について教えてください。
佐藤さん:
現在は、業務サポート部において、営業事務のBPM(Business Process Modernization)推進チームに所属しています。
主な業務は、社内営業事務の効率化や標準化を通じて、業務全体の最適化を図ることです。
私は、これまでクライアント向けの業務に携わってきましたが、現在は間接部門として、社内の業務改善に取り組んでいます。
営業事務は全国の拠点ごとに行われており、例えば大阪や名古屋、新宿など、場所や担当者によって業務のやり方や手順が少しずつ異なるのが現状です。
そこで私たちのチームでは、各拠点の営業事務の方々に業務詳細をヒアリングし、業務フローを可視化したうえで、全社的に統一されたプロセスの構築を目指しています。
とはいえ、従来の業務手順が定着していて、各拠点や担当者ごとの事情もあるため、業務プロセスの統一に向けた調整は簡単ではありません。
そのため、単にルールを押しつけるのではなく、「なぜ統一が必要なのか」「どういったメリットがあるのか」といった点を丁寧に説明し、ご理解・ご協力をいただきながら進めています。
現在のチームは私を含めて3名で構成されており、私が所属する豊洲本社のほかに、名古屋・大阪のメンバーと連携しながら業務を進めています。
普段はオンライン会議やチャットを通じてやり取りを行っていますが、実際の業務現場をより深く理解するため、出張で名古屋や大阪の拠点に直接訪問する機会もあります。
各拠点では、営業事務の方々の業務に実際に携わったり、紙の資料を確認したりすることで、オンラインでは得られないリアルな情報を吸収しています。

自分の提案が現場を変える。その実感がやりがいにつながる
Q.仕事のやりがいを実感するのは、どんなところですか。
佐藤さん:
現在の業務でやりがいを感じる瞬間は、業務改善の提案を通じて、現場の方々から「作業が楽になった」「時間が大幅に短縮できた」と喜んでいただけたときです。
自分の関わった改善策によって、現場の方々の業務負担が軽減されていると実感できる瞬間は、とても嬉しく、仕事へのモチベーションにもつながります。
例えば最近では、請求書発行業務の効率化を目的に、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用した自動化に取り組みました。
これまで手作業でシステムに入力していた情報を、Excelの台帳からロボットが自動で転記してくれるように改善した結果、入力ミスのリスクが減り作業時間も大幅に短縮されました。
そのため、ロボットが動いている間に別の業務に取り組むこともできるので、業務全体の生産性も向上しています。
このRPAシステムの導入にあたっては、私自身も「こうすればもっと使いやすくなるのでは」といった視点で提案を行い、システム担当の方と連携しながら改修を進めました。
最初は何が最適解なのか手探りでしたが、上司やチームメンバーと相談を重ねることで、具体的な形に落とし込んでいくことができました。
新人の不安に寄り添ってくれた、あたたかな先輩たちの存在
Q.SCSKサービスウェアで働く人の良さを感じるのは、どんなところですか。
佐藤さん:
SCSKサービスウェアで働いていて、一番強く感じるのは「人のあたたかさ」です。
新卒入社後に配属された銀行のプロジェクトでは配属された直後に、目に「ものもらい」ができてしまいました。
当時は、こんなことで休んでいいのか不安に感じていましたが、チームの方々がとても心配してくださり、「仕事は大丈夫だから、すぐ病院に行っておいで」と、業務中にもかかわらず眼科を受診することを快く勧めてくれました。
みなさんあたたかく接してくださる方ばかりで、まだ何もわからなかった私にとって、とても心強い存在でした。
また、証券のプロジェクトに異動後、業務をなかなか覚えられずに悩んでいた際、一つ上の先輩が「業務のポイントを押さえたマニュアル」を作ってくれました。
当時、そのプロジェクトでは口頭で引き継ぐのが主流だったので、先輩の丁寧なサポートはとてもありがたく、今でも印象に残っています。
関わった期間は短かったものの、当時の先輩の姿は、私の中で大切な指針となっています。
私の所属するチームには、豊洲で働いているメンバーは私以外にいませんが、同じ部署の他チームのメンバーや他部署の先輩とも会話をしたり、ランチや仕事終わりにご飯に行ったりと、部署を超えた関係性も築けています。
広がるキャリアの選択肢。異動も成長のチャンスに
Q.SCSKサービスウェアの魅力について教えてください。
佐藤さん:
人のあたたかさはもちろんですが、「多様な領域で幅広い経験ができること」も魅力だと感じています。
当社では、コールセンター業務やバックオフィス業務など、幅広いサービス領域を通じて、さまざまな業界のお客様の課題解決に携わっています。
そのため、業務を通じて業界知識やITスキルなど専門性の高いスキルを自然と身につけることができます。
私自身も、今の部署に異動する前に2つのプロジェクトを経験しましたが、同じ金融業界でも仕事内容も働く環境も全く異なり、新しい挑戦をしている実感がありました。
同じ会社の中で、まったく違う経験ができることは、当社ならではの特徴だと思います。
もちろん異動には不安もありましたが、どの部署でも人間関係が良く、周囲の協力もあってすぐに業務に馴染むことができました。
働く環境が変わることで自分自身の視野も広がりますし、それぞれの経験が自分の力として蓄積されていく実感があります。
この会社で積み重ねてきた経験が自分の糧になっていると思います。
さらに信頼される存在へ。業務改善を通じて社内の力になりたい
Q.今後の目標を教えてください。
佐藤さん:
今後の目標としては、業務改善力をさらに高め、より信頼される存在になることです。
社内の業務をより効率化し、営業事務の方々が少しでも働きやすくなるような提案や仕組みづくりを推進していきます。
具体的には、課題の抽出から解決策の提案、そして実際に導入・定着させるまでの一連のプロセスに、これまで以上に主体的に関わり、全社的な業務の最適化にも貢献したいと考えています。
また、業務効率化の提案を通じて感謝の声をいただくと、自分自身の励みとなり、自信にもつながります。
こうした実績を一つずつ積み重ねながら、社内のさまざまな部門の方々と積極的にコミュニケーションを取り、改善活動の輪を広げていきたいです。
人のあたたかさが、前向きな挑戦を支えてくれる
入社以来、様々な経験をしながら、ご自身のスキルの幅や視野を広げてきた佐藤さん。
どんな環境でも前向きに取り組めた背景には、常に支えてくれる「人の存在」がありました。
どの部署でも、人間関係の良さやあたたかさが変わらず感じられるのが当社の魅力の一つです。
人とのつながりを大切にしながら、自分らしいキャリアを築いていきたい。
そう考える方にとって、SCSKサービスウェアはきっとぴったりの場所です。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ応募をご検討ください。

