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女性活躍のロールモデルを目指して。女性管理職5名の本音に直撃!

今回は、管理職として活躍されている5名の女性社員にインタビューを行いました。
全国女性活躍推進連絡会(ジョカツ)を発足し、女性の活躍やキャリアアップを積極的に推進しているSCSKサービスウェアでは、多くの女性管理職が活躍し多様な働き方を実現しています。
インタビューでは、女性管理職としての働き方ややりがい、大変さなどを伺いました。

【プロフィール】

氏名:清水 真知
新宿センター
事業推進部 総務/事務/業務支援 課長
2001年入社

【プロフィール】

氏名:駒木根 美佳
新宿センター
情報・通信営業部 係長
2012年入社

【プロフィール】

氏名:矢頭 忍
島根センター
第一課 マネージャー(複数プロジェクト統括)
2003年入社

【プロフィール】

氏名:金築 亜紀子
島根センター
第一課 マネージャー(複数プロジェクト統括)
2002年入社

【プロフィール】

氏名:雪吹 仁美
島根センター
第二事業部間接 係長
2003年入社

不安よりも「やってみよう!」と思えるポジション

Q.女性管理職になる前から、役職に就きたいという考えはありましたか?

清水さん:
役職者を意識して「就きたい」という考えはありませんでしたが、マネージャー業務そのものには興味がありました。

駒木根さん:
私も、役職に就きたいという考えはありませんでした。
ただ、SVやシニアエージェント、リーダーはやりたいと思っていたし、やり続けたいとも思っていました。

矢頭さん:
私は「役職に就きたい!」というよりもっとプロジェクトをよくしたいという考えでした。

金築さん:
皆さんみたいな考え方の人の方が多いかもしれませんね。私はもともと役職を意識していましたし、そこを目指して頑張っていました。

雪吹さん:
私も、役職についてはあまり具体的には考えていなかったですね。

Q.マネージャーや係長を打診されたとき、どんなことを感じましたか?

清水さん:
打診されたタイミングではすでにSVとして3年従事していたので、お声がけいただいた時には自然と受け入れることができました。

駒木根さん:
「ポジションをもらえるならやってみよう」という気持ちでした。
実はマネージャーが何をするポジションなのかあまり分かっていなかったのですが(笑)、逆にそれが良かったのかもしれません。

矢頭さん:
正直「大変だろうなぁ」「できるかなぁ」という不安はありました。
でも、そう言ってもらえるならやってみよう!と思い引き受けさせていただきました。

金築さん:
当時はセンターとしてまだ赤字の状態で…未稼働席も多く、コールセンター管理や人材育成もまだ不足していると感じていました。
そのため、何を手本にしてどのように進めていけばいいのだろう? という不安はありました。
一方で、「自分がやらねば!」という責任感を強く持つことができました。

雪吹さん:
私も、「自分に務まるのだろうか」という不安はありました。
でもそれ以上に「せっかくの機会だからやってみよう!」という気持ちの方が強かったです。

責任も裁量も視点も、大きく変化

Q.管理職に就いてから変化したことを教えてください。

清水さん:
業務としてプロジェクト全体の計数(お金)の管理が加わりました。
売上や顧客との交渉などに参加するようになったことで、プロジェクトやメンバーへどのように還元できるかをより具体的に意識するようになりました。

駒木根さん:
「収支の仕組みが分かる」「他部署との接点ができる」「営業タスクが身につく」「顧客とのやり取りで『対会社』のスキルが身につく」など、役職に就いたことでプラスの変化はたくさんあります。
一方で、タスクに境目がなくつい残業してしまいがちなところはマイナスな変化かもしれません。

矢頭さん:
私も、物事の考え方は大きく変わりました。
また、視野も広がり、業務や一緒に働くメンバーに対する視点も変化したと感じます。

金築さん:
今までは単一プロジェクトの運営面だけを見ていればよかったのですが、損益や複数プロジェクトの運営を統括管理することになり、管理規模や責任の範囲が大きく変わりました。

雪吹さん:
一番の違いは裁量の大きさだと思います。
自分で判断できる範囲、コントロールできる範囲がグンと広がりました。

まだまだ試行錯誤の日々

Q.管理職としての難しさを感じるのはどんな時ですか?

清水さん:
上長や周りからの要望に応えるには、時に自分の能力を超えなければいけないこともあります。
そういう場面に出くわした時は難しさを感じながらも、要望に応えられるよう様々な糸口を探しながら向き合うようにしています。

駒木根さん:
タスクや時間のやりくり、利益やその他との兼ね合いなど、これまでと同じやり方では通用しないと感じる時は難しさを感じます。
社内外問わず関係者も増えるので関係性を築く難しさもありますね。

矢頭さん:
仕事の内容も量も精度も、今まで以上に高いレベルでの調整が求められ、難しさを感じることは多々あります。まだまだ試行錯誤の日々です。

金築さん:
そうですね。私は部下の育成に難しさを感じています。

裁量の大きさは大きなやりがい

Q.女性管理職になってよかったと思うことややりがいを教えてください。

清水さん:
私は育休を取得する前にマネージャーを経験したことが、復職後のキャリアにとても役に立ちました。
マネージャー経験を活かして、復職後には事務から本部横断のタスクまで多岐に渡って携わることができていて、とてもやりがいを感じます。

駒木根さん:
これまではあまり関わることのなかった他の課や事業部、事業本部、営業部や本社間接部門の方との接点ができたことは管理職としての大きなメリットだと感じます。
また、管理職になったことで営業タスクも身についてきました。

矢頭さん:
私も社内外ともに関わる人が増えたことは管理職になって良かったと思うことのひとつです。
知識や考え方、視野もグンと広がりました。

金築さん:
自分の裁量で進められることが多くなった点ですね。
裁量が大きい分自身の行動結果での成果がわかりやすくなり、やりがいにも繋がっています。
また、会社全体の状況や自センターの状況など見える範囲も広がりました。

雪吹さん:
私自身の働き方が、今後の女性社員にとってのロールモデルとなれることは大きなやりがいです。
女性管理職としての働き方を参考にしてもらえたら嬉しいですね。

家族や仲間に支えられながらしっかり両立

Q.プライベートや家庭との両立はできていますか?

清水さん:
子どもの学校や習い事などで早く帰ったりする日と、必要に応じて残業する日と予定に合わせて調整しています。
それができるのもマネージャー業務ならではですし、私の場合は間接業務なので、ありがたいことにメリハリはつけやすい立場だと思います。

駒木根さん:
土日は頭を切り替えて、仕事のことを考えずに過ごしています。
一人の時間を作ってリラックスできているので両立もバッチリです。

矢頭さん:
休みの日は子どもや家族との時間を大事にしてオン・オフをしっかり切り替えています。
どうしても仕事が忙しくなる時は家族にも理解してもらって両立しています。

金築さん:
確かにやるべきことが多岐にわたり、時には残業も多い時期もあります。
でも、休日は仕事をきれいさっぱり(笑)忘れてリフレッシュすることで、メリハリをつけています。

雪吹さん:
子どもの行事等があるときには、周りの仲間に助けてもらってしっかりお休みを取らせてもらっています。
残業が必要になるときもありますが、ある程度自分でタスクのコントロールができるので、残業するときは家族の協力を得ながらしっかり残業して、帰れる時は定時で帰る、というように調整しながらやっています。

「女性」を理由に困ることは一切ない!

Q.女性管理職という立場で困ったことや戸惑ったことはありますか?

清水さん:
「女性だから困った」ということは一度もありません。男女問わずきちんと活躍できる環境が整っています。

駒木根さん:
身の回りに課長職以上の女性がおらず、時間の使い方などお手本にできる方がいない点は最初のうちは戸惑いました。
あとは体調の変化などで気を遣うことも少なからずあります。

矢頭さん:
私は今のところ困ったと感じることはないです。

金築さん:
私も対社内、対クライアントともに特に困ったことはありません。職場環境やお客様にはとても恵まれていると感じています。

雪吹さん:
時には仕事と家庭の両立が大変な時もあります。
でもどちらも無理をしすぎないようしてバランスを保っています。

たくさん学び、しっかり頼ることが大切

Q.女性管理職になるうえで身につけておいた方が良いスキルはありますか?

清水さん:
少なくともExcel、PowerPointはよく使うのでそのあたりのスキルは身につけておくといいと思います。
あとは、人に頼ること。私自身それほど長けたスキルはありませんし、すべてをひとりでこなすこともできません。
自分にない知識やスキルを持っている周りの人に頼りながら仕事を進めることもスキルの一つだと思います。

駒木根さん:
関わる範囲が広がる分、プロジェクトの垣根を超えた人脈があるといいですね。
私はもともと色々な方と話す機会があったのでマネージャーになった際にその人脈が心強かったです。

金築さん:
今はマネジメントフレームワークや研修資料等入手できるデータがたくさんあるので積極的に研修に受講したり情報収集したりしておくと役に立つと思います。
自分のプロジェクト以外の業務内容を学んだり、改善などのアクション活動事例やデータ集計・分析などのスキルを身につけておくと管理職になってからの仕事もスムーズに進められますよ。

女性管理職は、「家庭やプライベートとの両立が難しい」「責任が重くて大変そう」と感じている方も多いことでしょう。
今回インタビューに答えてくださった皆さんは、管理職としての立場や責任を前向きに捉えて日々組織運営をされていました。
そして、さらにプライベートや家庭との両方もしっかり楽しめていることがわかりました!
人との繋がりを広げ、女性ならではの柔軟さや多様な視点を活かすことで、組織が活性化し発展していくことでしょう。
女性の働き方やキャリアアップについて考えている皆さんにとって、少しでもご興味を持っていただければ幸いです。

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