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全国女性活躍推進連絡会(ジョカツ):事業本部同士の横のつながりで働きやすい環境づくりを目指す

今回は、女性活躍推進に取り組んでいる5名の方にインタビューを行いました。
全国女性活躍推進連絡会(ジョカツ)は、女性の活躍やキャリアに関する活動を行う、有志による任意組織です。現在では、女性の活躍だけにとどまらず、多様な働き方の実現に向けた取り組みも行っています。
女性活躍推進の組織のことや各事業本部の取り組み、今後の課題、目指すべき姿を伺いました。

【プロフィール】
■山口 育子|第四事業本部
大阪センター/2011年1月入社

【プロフィール】
■築城 泉|第五事業本部
名古屋センター/(初回)2014年3月入社 (2回目)2019年2月入社

【プロフィール】
■大橋 直|第一事業本部
本社/2001年10月入社

【プロフィール】
■清水 真知|第二事業本部
新宿センター/2001年12月入社

【プロフィール】
■橋本 由佳理|第三事業本部
名古屋センター/1995年4月入社

働きやすさの実現を目指した有志の集まり

Q.全国女性活躍推進連絡会とはどんな組織ですか?
山口さん:
全国女性活躍推進連絡会(以下、ジョカツ)では、産休・育休を取られた方の復帰や子育て支援の不安解消のための情報発信、社内制度の考案、福利厚生サービスの提案をしています。
そのほか、キャリアに関する研修を主催したり、女性管理職など多様な働き方をしているロールモデルとなる方にインタビューを行ったり、幅広く活動しています。

実は、会社が始めた取り組みではなく、私が発起人となって、各事業本部のみなさんに声をかけて集まった有志による任意組織なんです。
現在、参加メンバーは23名いて、ほとんどが女性ですが男性も1名います。
子供がいる人といない人の割合は半分ずつぐらいですね。
メンバーは全国に点在しているので、LINE WORKS(ビジネス版LINE)にジョカツのグループを作って、日々情報やアイデアの交換・共有をしています。

事業本部によって進捗は異なるものの、働きやすい環境づくりのため課題に取り組んでいます。
女性に限らず、男性も含めて多様な働き方ができるよう、様々な制度の提案を行っています。

トライ&エラーで取り組みをブラッシュアップしていく

Q.各事業本部の具体的な活動内容を教えてください。
山口さん:
第四事業本部は、ジョカツの3期目で大阪と福井に拠点があります。
前期に行った取り組みは、キャリアコンサルタントの国家資格を持った外部の先生を招いて、1対1で個人的なキャリアについて相談できる機会を設けたことです。
全社で行われる研修ではグループワークが結構あるんですけど、1人1時間も自分だけのことを話せてプロにアドバイスをもらえる個人面談はなかなかないので、大きな取り組みでした。
今期は、大阪で授乳期に復帰された方に向けて、搾乳室を作る取り組みをしています。

SCSKサービスウェアは客先常駐している社員も多いため、みんなが平等に使える制度を考えるのが難しいという特徴があります。そのことから実現に至らなかったアイデアもありました。

橋本さん:
第三事業本部は、沖縄・札幌・北九州・名古屋の4つの拠点が一緒に活動しています。私は今期から参加することになりました。
ジョカツの目標の一つは、女性の役職者を増やすこと。
しかしそれ以前の段階で、女性たち自身が、役職者になることへの抵抗感があったり、消極的な姿勢の方も多いのではないかなと思っています。
女性には様々なライフイベントがあるので引け目を感じていたり、役職者になりたいと手を挙げる人も少ない現状があります。
拠点によっては、女性管理者が極端に少ないところもありますね。

前期はディスカッションや座談会を開催していましたが、今の段階では経験者の声の発信やロールモデルを紹介して、興味を持ってもらうところからではないかと感じています。
私自身、育休・時短を2回取得した経験があるので、経験者として情報提供することから始めたいです。ライフイベントを乗り越える策や、日々の工夫、女性も役職者を目指せるということを伝えていきたいですね。
その先に、女性が役職者を目指すためには、会社として何ができるのか、自身は何に取り組むべきなのかが明確になってくるのではないでしょうか。

清水さん:
第二事業本部は、新宿・岩手・島根の3つの拠点が一緒に活動しています。
まず、女性の役職者については、島根センターのマネージャー職は6名中3名が女性で、50%という高い比率なんですね。
島根センターに話を聞くと、部長が意識的に優秀な女性をしっかり引き上げていただいていることが伺えました。
一方、新宿と岩手では、営業部の1名を除くとマネージャー職の女性はゼロで、とても極端です。
マネージャーは大変っていうイメージが強くて、残業できないとダメとか、休日も連絡が入るんじゃないかと思っている人が多いんです。自分の働き方では役職者なんてとても無理!という方に対して、実際にはそんなことないよと発信していきたいですね。

前期には、私も含めた女性マネージャーを対象に、書面によるインタビューを実施しました。
「なぜマネージャーになったのか」「もともとマネージャーになりたかったか」と聞いてみたところ、もともと役職者になりたかった人は少数でした。上司に声をかけられて、自分がプロジェクトの役に立てるなら…と引き受けた方が多かったです。
当初、ロールモデルとなる女性マネージャーの紹介をメインに考えていましたが、時短や育休を取りながら働いている方の紹介もしたところ、読者アンケートで好評だったんです。
介護をしている方や、育休を取った男性など、多様な働き方をしている方4名にインタビューしました。
ワークライフバランスを重視したロールモデルのほうが、多くの人に求められていることを今回のアンケートで認識しました。
今期は、多様な働き方という面をもう少しデータを集めて情報発信していく予定です。

築城さん:
第五事業本部は、主に客先常駐しているプロジェクトが集まっており、東京・名古屋・大阪に3つの拠点があります。
ジョカツの活動は今期が初めてで、今年の4月にスタートしたばかりです。
これから取り組みたいことが2点あります。
まず1点目は、自分たちの今の立ち位置を調べるために「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」にエントリーを考えています。
女性が活躍する企業や活躍する女性個人が表彰される、日本最大規模のアワードです。

forbesjapan.com

応募の狙いは、表彰というよりもその特典にあるレポートなんです。
アンケートに答えることで、他社と比較して今どのぐらいできているか、できていないかと現状を把握できます。
客観的に分析し、自分たちの立ち位置を知った上で行動したいと思っています。

2点目は、次期リーダー層にむけて『時短勤務の方から仕事と家庭の両立ができないと相談された時の対応』について研修をやっていきたいです。
実際に、私は現在16時半までの時短勤務中なんですが、プロジェクトの全体会議はみんなが集まりやすい18時半に始まることが多いんですね。
子供のお迎えだったりお風呂に入れたり、その時間帯って家庭の中は戦場なので(笑)。
そういうときに夫のサポートがあると会議に参加できますから、家族の協力は必要だと実感しています。
そのため、まずは女性そのものよりも、その後ろにある家族をターゲットに活動を始めていきます。
同時に、アワードのレポートを受けて、私たちがやらないといけないことが見えてくるのではないかなと思っています。

大橋さん:
第一事業本部は、今期からジョカツのD&I活動を始めたばかりで、複数のセンターや営業部門、間接部門のある大所帯です。
まずは現状を把握することから始めることになりました。
今の第一事業本部は、どんな従業員の構成か、女性役職者や育休・時短などの状況はどうなのか、ということを知ることから始めて、課題を調査し把握した上で施策を考えようという、本当にまだヨチヨチ歩きの状態です。

横のつながりを活かし会社を巻き込んで大きな渦にしていきたい

Q.現状の課題や今後目指したい姿を聞かせてください。
築城さん:
個人的な目標として、時短でマネージャーになることを目指しています。
まだ子供が2歳なので、時短の期間はしばらく続くのですが、時短でもマネージャーになれるという最初のロールモデルになりたいです。
時短のマネージャーという存在があれば、役職に抵抗のある女性の意識も多少変化するのではないでしょうか。
上司へも意志は伝えています!前例がないことなので、頑張っていきたいですね。

橋本さん:
女性のライフイベントとキャリアのステップアップが、自然に連動して描けるといいなと思っています。
例えば、スーパーバイザーを3年やったら、そろそろ次のお声がかかるだろう、みたいな感じです。そう考えると、育休に入る前にこの業務はできるようになっておこう、というプランの設計ができますよね。
育休明けに以前のポジションから始められる、となっていたら安心して復帰できますし。
実際、キャリアの軌道修正が難しくなっている人もいるので、このキャリアでこのポジションに乗っておけばスムーズだよ、ということを情報提供していきたいです

大橋さん:
当社では、今期から専門職というポジションを作り、スペシャリストを目指せる動きが出てきています。
「この分野はこの人に聞け!」というプロフェッショナルが力を発揮することができる環境が理想です。
例えば、ITのスペシャリストであれば、在宅で短時間の仕事をしたり、夜中に作業をしたりとフレキシブルな働き方も、ゆくゆくはできるのではないでしょうか。
また、専門領域に特化できるなら障がい者の方、日本語を書かないプログラミングであれば外国人の方など、今まで取りこぼしていた多様な人材の確保にもつながります

清水さん:
第二事業本部の今期事業計画は、多様な職場環境を作っていくことです。
まずは、時短や育休であったり、週5フルタイムではなく週3日などのシフトで働いている人の実態調査に取り組んでいます。
当社は、お客様から業務を受託しているプロジェクトが多いのが特徴で、契約内容が週5日・1日8時間労働の場合だと、多様な働き方の実現は難しいですよね。
今のままでは、そういったプロジェクトで働いている人にライフイベントが訪れると、異動せざるを得なくなってしまいます。
例えば、親御さんの介護のために就業時間が6〜7時間になったとしても、長年そのプロジェクトに関わってきたベテラン社員には継続して勤務してもらった方が、お客様にとってもメリットがあります。
お客様にもご理解いただいた上で、契約内容を変えていこうという取り組みです。
長く働いている方が多いので、ライフイベントで辞めてしまうことをできるだけなくしていきたいですね。
全部を叶えられるとは限らなくても、少なくとも受け入れてもらえるところは、きちんと取り組んでいきたいです。

山口さん:
全国にいる事業本部の人たちをつなげればいいのでは?と、その思いから始めた活動なので、会社を巻き込んでもっと大きな渦にしていきたい、というのが今後の目標ですね。
この活動のメンバーはみんな、メインの業務を持っている中、サブでジョカツをやっています。
これはどの組織も同じだと思いますけど、2期目に入ってくると、段々優先順位が下がってきて「忙しくて活動に参加できないんです。すみません」と謝られることも出てくるようになりました。
本業が忙しいということはキラキラ輝いている状態なわけで、それって謝らなくてもいいと思うんですけどね(笑)。
活動を振り返ってみると、全国の事業本部でそれぞれ同じようにインタビューをやっていたりするので、横の連携を取って、活動をスリム化しつつやっていきたいです。

当社は、お客様の大切な個人情報を取り扱うことも多いため、保守的な人が多い傾向にあります。
これはこれで慎重さが必要ですから良いところと言えますが…。
従来のルールに縛られていては、新しい試みに対して動き出すことができないので、怒られながらも風穴を開けるのが私の役目だと思っています(笑)

柔軟に発展していく女性活躍推進の活動に期待

今回は、全国女性活躍推進連絡会(ジョカツ)のメンバー5名から話を伺いました。
山口さんの発案からスタートしたジョカツは、全国の事業本部に活動の輪が広がり、現在23名の有志が集まっています。
女性だけにとどまらず、多様な働き方を包括した活動へと、柔軟に発展を見せています。
各事業本部では、それぞれが抱えている課題に向き合い、試行錯誤しながら様々な取り組みをしていることが伺えました。
ジョカツによる、プロジェクトだけでは成し得ない取り組みと、横のつながりを活かす力は、SCSKサービスウェアのさらなる発展に貢献することでしょう。