データ入力ってどんな仕事？
「データ入力」は、未経験からでも始めやすく幅広い世代から人気を集める職種のひとつ。
顧客や勤務先から依頼されたデータや数字をパソコンに入力して整理し、保存するのが基本的な役割で、決して難易度は高くありません。
一方で、顧客情報や契約内容、売上伝票や名簿、会議やセミナーの議事録やアンケートの回答内容など、取り扱うデータの種類はさまざま。
入力するデータの原本も、音声データや画像内の文字、PDF化された原稿や手書き原稿など多岐にわたります。
また、時にはデータに不備がないかをチェックしたり校正作業を行ったりすることもあり、集中力や正確性、スピード感などが求められる仕事でもあります。
本記事では、「データ入力」の主な仕事内容や魅力、仕事に向いている人のタイプについて解説します。
データ入力の主な3つの仕事内容
先にも述べたように、データ入力の仕事はデータの内容や職場によってさまざま。
そのため「データ入力」と言っても、単に入力作業だけをする場合もあれば、電話対応などのオペレーター業務が付随するケース、事務職の一貫としてデータ入力を行うケースなど、企業によって仕事内容は異なります。
データ入力の仕事をはじめる際は、募集内容とご自身がイメージしている「データ入力」の仕事内容に相違がないかきちんと確認しておきましょう。
ここでは、データ入力の主な3つの仕事についてご紹介します。
データ入力の仕事1｜入力作業のみの仕事
データ入力のもっとも基礎的な仕事が、入力業務。
議事録や顧客情報、伝票や契約書類などを指定のフォーマットに入力する仕事で、「データ入力」＝この仕事を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
入力作業のみの仕事の場合、誰かと一緒に仕事をするというよりも一人で作業を進めることの方が多く、マイペースに仕事をしたい方や黙々と仕事をするのが好きな方に適していると言えます。
また、PDFや手書き原稿などの文字や数字を正確にデータ化する必要があるため、集中力だけでなく細やかさも求められる業務です。
データ入力の仕事2｜オペレーター業務を含む仕事
データ入力は、コールセンターやカスタマーセンターといったオペレーター業務の場でも欠かせない仕事のひとつです。
ここでの「データ入力」は、オペレーターとして電話応対をしながら、お問い合わせ内容や顧客情報、契約内容などを入力し記録するのが主な仕事。
この場合、電話応対のスキルを問われる場合もありますが、多くの企業では応対マニュアルや研修が用意されていて、未経験の方でもチャレンジしやすい仕事です。
コールセンターでデータ入力の仕事をする場合、会話をしながら入力していくため、ヒアリング力やトークスキルだけでなく、パソコンのタイピングスキルなどが身につくでしょう。
データ入力の仕事3｜事務職の一環としての仕事
データ入力の募集要項を見てみると「データ入力などの一般事務」と書かれている場合があります。
企業によっては、伝票処理や書類作成、メール対応といった事務職にデータ入力が含まれていることも少なくありません。
この場合、黙々と…というよりは、周りの人をサポートするのが好きな方や幅広い業務に携わりたい方に向いています。
データ入力の魅力
さまざまなデータを扱い、幅広い業務を経験できるデータ入力。
データ入力の仕事にはどのような魅力やメリットがあるのでしょうか？
魅力1｜PCスキルが身につく
スピーディーかつ正確な入力が求められるデータ入力の仕事は、パソコンのスキルが欠かせません。
中でもブラインドタッチや、Word、Excelといったビジネスソフトのスキルが身につき、仕事を通してさらにスキルアップすることができるでしょう。
魅力2｜未経験でもチャレンジしやすい
先述の通り、充実した研修制度やマニュアルを用意している企業も多く未経験からでも始めやすいのがデータ入力の仕事の特徴。
結婚や出産を機に職場を離れていた方やブランクのある方でも安心して挑戦でき、経験や知識、世代を問わずチャレンジできる点はデータ入力の大きな魅力のひとつです。
魅力3｜自由度が高い
データ入力は、接客業や営業職のように社外の人と接する機会はほとんどなく、服装や髪型などの自由度が比較的高い仕事です。
また、正社員だけでなく、派遣スタッフやパート・アルバイトでの募集も多く、柔軟な働き方ができるというメリットもあります。
魅力4｜体力への負担が少ない
データ入力はオフィスワークなため、体力に自信のない方でも安心して始められ続けやすいのも特徴。
職場によっては在宅勤務やリモートワークが可能な場合もあり、マイペースに仕事ができる点もメリットのひとつです。
データ入力の適性人材とは？
データ入力の仕事は、特別な経験やスキルがなくても始めることができますが、性格やタイプによって仕事への向き・不向きはあるものです。
ここからは、データ入力の仕事に適性のあるタイプについてご紹介します。
適性タイプ1｜根気強く集中力がある
データ入力に欠かせないのが集中力。
扱うデータや原稿の内容を正確に入力することが求められるため、集中してコツコツと作業するのが得意な方に向いています。
また、長時間同じ業務を続けることも少なくないため、根気強さや忍耐力も必要な仕事。
単純作業が苦手な方やさまざまな業務を経験したい方は不向きかもしれません。
適性タイプ2｜パソコンの操作が得意
データ入力は、未経験でも始められますが、仕事上パソコン操作は避けられません。
特別なスキルは必要ありませんが、パソコン操作に苦手意識のある方不向きかもしれません。
また、職場によっては、Excel関数やAccessなどのスキルが求められる場合もあり、PCスキルに自信のある方は即戦力としての活躍が期待できるでしょう。
もちろん、事務職やコールセンターでのご経験をお持ちの方も、スキルを発揮できますよ。
適性タイプ3｜黙々と作業するのが好き
「入力のみ」のデータ入力の場合、周囲と協力したりコミュニケーションを取ったりする機会が少ないため、黙々と仕事を進めるのが好きな方に向いています。
細かい作業が多いだけに、コツコツと数字やデータに向き合うのが得意な方は適任と言えるでしょう。
また、自分のペースで仕事を進めることができるため、独自のスタイルで仕事をしたい方や効率的に仕事を進めることに喜びを感じられる方にとってはやりがいも大きいはずです。
適性タイプ4｜慎重に物事を進められる
データ入力の仕事で扱うデータの中には、社外秘の機密情報や顧客データなども含まれます。
また、時にはデータ入力で作成した資料や書類が、重要な決定事項の判断材料になることも。
そうした重要なデータを扱うだけに、正確にミスなく慎重に仕事を進められることも求められる能力のひとつです。
もちろん納期や勤務時間は限られているためスピードも必要ですが、スピードばかりを重視して大枠で物事をとらえるタイプの方よりも、ひとつひとつ慎重に進める几帳面なタイプな方の方が向いているでしょう。
まとめ
データ入力の仕事は未経験からでも始めやすく、パソコンの操作スキルやビジネススキル、効率的に仕事を進める力など、さまざまな能力が身につく仕事です。
データ入力の経験を活かして、事務職やさまざまなオフィスワークへとキャリアチェンジされる方も多く、スキルアップ・キャリアアップも目指せますよ。
ぜひ、今回ご紹介させていただいたメリットや適性タイプを参考にしていただき、これからの就職活動や転職活動にお役立てください！
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