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育児と仕事、プライベートとの両立をする上での工夫や会社の制度

今回は、名古屋センターの森 敦史さんにインタビューを行いました。 今は、業務支援課に配属され、各プロジェクトの支援を担当されています。 また、全国女性活躍推進連絡会(通称ジョカツ)を盛り立てる取り組みも積極的に行っています。 そんな、森さんに働き方やスキルアップについてお伺いしました。

【プロフィール】
森 敦史さん/2017年10月入社
2017年11月~2019年7月 :自動車メーカー調達管理PJにて勤務
2019年7月~ :業務支援課にて勤務。(AI-OCRを活用したPJ立ち上げを支援)

現在の業務において心がけていること

森さん:
データ入力業務を効率化するために、AI-OCR(機械による文字読み取り)を活用した運用構築を行っております。記入された文字の識字精度が向上するように設定を行うことはもちろん、帳票をスキャニングする際の最適なスキャナ設定や、AI-OCRの処理速度を計算し、対応可能な件数をシミュレーションするような業務も担当しております。 私が心がけていることは、現場に足を運び、実際の帳票を見ながらメンバーにヒアリングを行うことです。運用を変更することは、現場側にとって大きなストレスにも繋がることがあるため、常日頃のコミュニケーションが重要だと感じます。 一方で注意しなければいけないことは、定性的な情報に振り回されず、定量的に物事を把握することです。現場から「すごく大変で時間がかかって間に合いません…」という声を、そのまま受け止めるのではなく、作業ごとに分解して原因を調べてみると、思わぬところに課題があったりします。課題解決のために現場の感情や声をデータで提示し、ヒアリングを繰り返しながら業務効率化を進めていきたいと思います。

自分がやって良かったこと、やっておいた方が良いこと

森さん:
社内タスク活動の事務局運営に手を上げました。具体的には若手社員を育成する取り組みで、参加メンバーが抱える業務上の課題をプレゼン形式で発表するためのサポートを行いました。 業務効率化を行う上で、他プロジェクトの課題や取り組み内容、改善実績を知りたいと思ったことがきっかけです。全拠点と関わることができる社員会活動に参加したのもその一環です。 分からないことに対して相談できるチャネルを複数持てるように、社内の人脈構築に注力しています。

育児休職などの制度について

森さん:
現在5歳と2歳の子どもがいます。 妻は育児休職や育児時短を活用し、仕事と家庭を両立しています。 社会とのつながりがあることで気分転換にもなり、家にずっといることよりもバランスが良いそうです。 私自身が育児休職を取得することは、社歴が浅かったこともあり考えていませんでした。 妻の両親のサポートが充実していて、私が育児休職を取得する必要性があまりなかったことも大きな要因です。 たまたま環境に恵まれていたため取得には至りませんでしたが、周りのサポートがない中で子育てをするには、男性も制度を活用する必要性があると思います。

プライベートと業務の両立術、工夫している点

森さん:
残業をする時としないときのメリハリをつけています。 「今日は残業をしない日!」と決めた日には会社帰りにジムに行くための用意を持参します。「何となく定時退社する」という気持ちだけでは、ズルズルと残業をしてしまう可能性があるので、無理やりでも目的を作ることが大事だと思います。 もちろん、事前に家族にジムに行くことの了承を得ることが最重要になります(笑) 休日は家族と過ごす時間を確保するために、平日の業務後の時間を有効活用しています。

女性活躍を推進するにあたって必要なこと

森さん:
まずは「知ること」そして「理解すること」だと思います。 例えば、仕事帰りに保育園に子どもを迎えに行く場合、定時退社して電車に乗らないと間に合わないという状況を知り、理解しているからこそ、定時間際の会話は必要最低限に留める意識を持つことができます。 話しかける側に悪気はなくても、知らないとついやりがちなことだと思います。 時短勤務者に対する接し方、マナー講習のようなものがあればいいですね。

今後管理者を目指す人へのアドバイス

森さん:
自分ひとりで課題を抱え込みすぎないように、周りのメンバーと気軽にコミュニケーションが取れる関係構築が大事だと思います。 些細なことですが、メールを送った後に「先ほどメールを送ったので確認をお願いします」と声をかけることも、コミュニケーションが広がるきっかけになるかもしれません。 マネジメントスキルは日常生活でも役に立つことが多いので、仕事のために習得するというよりも「自分自身の生活に役立てる」という意識で取り組むと良いかもしれません。