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【障がい者雇用】センター内の清掃業務|働きやすい環境で社内美化を保つ

今回は、札幌センターの三好 はるかさんと三好さんの上司である菜原 香織さんにインタビューしました。
障がい者雇用で入社した三好さんは、現在センター内の清掃業務を中心に活躍しています。
SCSKサービスウェアに入社したきっかけや現在の仕事内容、健康面の配慮などについて伺いました。

【プロフィール】
■ 三好 はるか|清掃業務
札幌センター/業務サポート部 第1課/2021年4月入社
これまで障がいの自覚がないままでの就業経験があるものの、前職の上司からの勧めで診断を受け、知的障がい(精神遅滞)があることが発覚。その後就労支援センターの紹介により、SCSKサービスウェアに契約社員として入社。現在は、札幌センターの清掃業務を担当する。

■ 菜原 香織|係長
札幌センター/業務サポート部 第1課
札幌センターの総務や契約社員の採用業務全般を担当している。

就労支援センターの紹介で、SCSKサービスウェアに出会う

Q.SCSKサービスウェアに入社したきっかけを教えてください。

三好さん:
私は、人より上手くできないことが多いなという自覚はありつつも、普通の学校に通って、普通の仕事をしていました。
以前働いていた会社の上司から「うちの親戚に発達障がいの人がいて、三好さんはその人に似ている。一度調べた方がいいんじゃない?」という話をされました。
そして病院に行って調べたら、知的障がい(精神遅滞)があることが分かったんです。それまで大変だったことを考えると「やっぱりそうだったのか」と納得がいきました。
就労支援センターにいた時、職員さんが紹介してくれたのがSCSKサービスウェアの仕事でした。
就労支援センターのサポートを受けられるのは3年間で、期限まで残り数日しかない状態だったのと、コロナで求人が少ない時期で、ここを逃したら仕事がないかもしれないという状況でした。
そんな中SCSKサービスウェアの求人を紹介してくれたので、ご縁があるのかもしれないなと思って応募しました。
障がい者雇用での面接は、SCSKサービスウェアが初めてでした。
何か偏見があったり、上から目線で見られたりするのかなという不安がありましたが、そんなことは全くありませんでした。
当時の面接官が菜原さんだったのですが、「この人がいるところだったら働いてみたいな」と思いました。

菜原さん:
三好さんが障がい者手帳を取得してから初めての職場が当社でした。
当時の面接の様子を今でも覚えていますが、とても緊張していながらも、これまでの経歴や障がいが認定された経緯を一生懸命話してくださり、その姿に私もご縁を感じて、当社で働いていただくことになりました。

外部の方からの言葉で、三好さんの仕事の成果を改めて認識

Q.現在の仕事内容について教えてください。

三好さん:
今は、札幌第一・第二センターの清掃をしています。
朝10時に出社して夕方5時に退勤しています。月曜から金曜まで働き、土日祝が休みです。
私にとって、今まで会社というところは、怖いところだと思っていました。
仕事は指示だけ出されて、やり方はあまり教えてもらえず、
それでできなくて怒られるというのが当たり前で、ピリピリしながら仕事をしていました。
SCSKサービスウェアでは、詳しい仕事のやり方まで説明してくれるのでやりやすいです。
オフィスがキレイになったら、やりがいを感じますし、
職場の人も自分のことを理解してくれていて、働きやすい環境を作ってもらうことができました。
今はそんなにストレスを感じていないので、長く続けられています。
心のゆとりを持って働くことができる、この会社に出会えてよかったと思っています。

菜原さん:
札幌センターでは、これまでにも何名か障がい者雇用枠で就業された方がいます。
三好さんには、オフィスの美化を保つために、主にゴミの回収や備品の補充、テーブルなどの拭き掃除、片付けを担当してもらっています。
入社してしばらくの間は、清掃の流れや場所の説明をマンツーマンで行っていました。
口頭の説明だけではなかなか覚えられなかったり、できるようになったことも時々忘れてしまうことがあるので、仕事の教え方については工夫しています。
徐々に一人でできるようになってきたので、今ではもう三好さん本人にお任せしています。
三好さんの存在は、社内のみんなが認知していて、札幌センターでは一番顔が広いです。
三好さんが常に清掃してくれているので、キレイな状態が保てていることを多くの社員が実感しています。
特に、外部からお客様や面接に来た応募者の方が、皆さん口を揃えて「キレイなオフィスですね」と仰るんです。
私たちはキレイな状態が当たり前になっていますが、外部の方からの言葉で、三好さんの仕事の成果を改めて認識することができました。

体調を気遣ってくれる会社があるんだ!

Q.健康面についてはどのような配慮がありますか?

三好さん:
私はもともと喘息持ちで、ストレスが体に表れやすく、体調を崩しやすいんです。
調子がいい時もあるんですが、体調の変化に波があり、しんどい日が数日続くこともあります。
過去に働いていたところでは、体調が悪くても無理して仕事に行って、どんどん体調を崩していくという経験がありました。
でも、SCSKサービスウェアでは、私の体調を気遣って「大丈夫?」「無理しないで休んで」と声をかけてくれるんです。
この世に体調を気遣ってくれる会社があるんだ!と衝撃を受けたんですよね(笑)。
今まではしんどいのが普通だったので、SCSKサービスウェアの優しい職場環境に驚きました。
体調の変化もちゃんとサポートしてくれるので、本当に働きやすいです。

菜原さん:
やはり安心して働いてもらうには、健康第一だと思っています。
誰でもいつ何があるかわからないので、みんなお互い様です。
体調が悪い時は無理しないで、頑張れる時は頑張るという風にできればいいですね。
特に、三好さんは体を使う仕事なので、時間の使い方や休憩の取り方、夏の暑い時期には出社時間の調整などを行っています。
休憩時間は、所定60分ですが、こまめに時間を取って、座って水分補給するようにしてもらっています。

特性や個性を理解して、できることを仕事に

Q.スキルアップや、これまでチャレンジした仕事などについて教えてください。

三好さん:
以前、電話の発信業務をやらせてもらったことがありました。
トークの流れについてのマニュアルはあるのですが、相手に話を合わせてしまって、必要なことを聞き出すことができなかったんです。
そのまま1週間くらい続けていたら、体調に影響が出てしまいました。
また、もともと人間関係を築くのが苦手だったので、1人で完結できる清掃の仕事は向いていると感じています。

菜原さん:
電話の発信業務にチャレンジしてもらいましたが、難しかったようですね。
今後のキャリアアップについては会社としてのサポート体制や研修を踏まえて検討しているところです。
会社規定の研修は、一通り他の社員と同じように受けてもらっていますが、障がいのある方に限定した研修はありません。
仕事の幅を広げられるようスキルアップができる研修を今後企画していけたらいいと思っています。
障がいと言っても、身体・精神・知的で変わってきますし、知的の中にもそれぞれ特性が異なるため、個人に合わせた伝え方、やり方が求められます。
当社では、障がい者雇用で入社したからといって特別扱いはしていません。
それは、札幌センターだけでなく、他の事業所でも同様です。
その人の持つ特性や個性に合わせて、できることをお任せし、さらに伸ばしていけるようサポートしていきます。

▼SCSKサービスウェアの障がい者雇用に関する取り組みは、こちらをご覧ください▼

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できることを徐々に増やして、もっとスムーズにできるようになりたい

Q.今後の目標について教えてください。

三好さん:
まだ明確な目標は立てられていませんが、もうちょっとみんなの役に立てるようなことができたらいいな、と思っています。
私は社員の皆さんのことを覚えられないけど、皆さんは私のことを知ってくれています。
ですので、社員のみんなが気持ちよく働ける環境づくりができたらいいなと思います。
できることを徐々に増やしていっていますが、まだまだ成長途中です。
いつかパソコンを使った仕事ができるようになりたいですね。

障がいのある人材を積極的に採用するSCSKサービスウェア

今回は、SCSKサービスウェア札幌センターの三好さんと菜原さんからお話を伺いました。
三好さんは障がい者と診断されるまでは、その自覚がないままでの就業経験をお持ちです。現在は、障がい者雇用の契約社員として、札幌センター全体の清掃を担当しています。
周囲からの理解やサポートある環境で働きやすさを実感しながら、業務に取り組む様子がインタビューから伺えました。
SCSKサービスウェアでは、障がいのある人材も積極的に採用中です。障がいがある方で、手厚いサポートのある環境で働きたい方、SCSKサービスウェアに興味のある方は参考にしてくださいね。

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