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S C S Kグループの障がい者活躍推進について|2024年の取り組みを紹介

今回は豊洲本社勤務の柴田 高弘さんに、障がい者活躍推進についてインタビューを行いました。
多様な人材が活躍できる組織を目指し、障がい者雇用に力を入れているSCSKサービスウェア。
2024年6月、SCSKグループでは、国の定めた障害者雇用率(法定雇用率)を達成しました。
障がい者雇用の取り組みや、人材が活躍する分野、配慮しているポイントなどについて伺いました。

【プロフィール】
■ 柴田 高弘|人事企画部 副部長
豊洲本社/2000年新卒入社

障がいの有無にかかわらず、活躍できる職場を目指す

Q.障害者雇用促進法とは何ですか?

柴田さん:
「障害者の雇用の促進等に関する法律(障害者雇用促進法)」とは、障がいのある方に対し、職業の安定を図るための法律です。
1960年に制定された「身体障害者雇用促進法」を基礎に、時代の変化に合わせた改正が行われ、現在の形になりました。
この法律には、「雇用における義務」「職業リハビリテーションの推進」「差別の禁止と合理的配慮の提供義務」が定められています。
この中にある「雇用における義務」として、「障害者雇用率」を満たすことが、全ての事業者に義務付けられています。

Q.障がい者雇用の取り組みについて教えてください。

柴田さん:

当社が目指しているのは、「インクルージョン型雇用」です。障がいがあっても、常時多くの当事者が自然に現場で活躍している状態をいい、健常者と同じ職場で働けるD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の姿です。
当社においては、全社的にD&Iに関する教育、情報発信を積極的に行っており、多様な人材を受け入れる文化が醸成されています。そのため、その人の特性に合わせた仕事を健常者と同じく配慮の上で行っていただいています。

また、職域を広げたり、ケアする体制を整えることによって、SCSKグループでは、国が定めた令和6年度の障害者雇用率2.5%を達成いたしました。

主にコールセンターやバックオフィス業務で活躍

Q.どのような障がいのある方が、どういった分野で仕事をしていますか?

柴田さん:
「障害者雇用促進法」に該当する方は、身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者です。
当社では現在100名以上の方が働いており、身体40%程度、精神50%超の方がいます。
業務としてはコールセンター系が40%、バックオフィス系が14%、事務系(清掃含む)が25%です。
当社の特徴は、BPOベンダーであるため、職域が広いことがあげられます。また全国にセンターを持っておりますので、大都市以外でも働ける環境があります。
今後更に活躍できるフィールドを増やしていくため、清掃業務やヘルスキーパーの対応可能なセンターの拡大を図っています。

Q.働きやすい環境を整えるために、どのような取り組みを行なっていますか?

柴田さん:
一例ですが、コールセンター業務は健常者でもストレスがたまりやすい仕事であるため、離職率は決して低くありません。
当社は全国に20か所、拠点を構えているのですが、各拠点に「障害者職業生活相談員」の資格をお持ちの方を配置し、長期的に当社で活躍していただけるよう継続的な支援を行っています。また、障害特性を踏まえて職場適応に関する課題を解決するための支援を行う専門職としてジョブコーチを設置している拠点もあります。

障がい者の方のケアを現場任せにするのではなく、会社全体でフォローアップし、就業の定着につなげていくことが大切なことだと考えています。

全国に拠点があり、地方でも働く場所を提供できる

Q. 選考や採用について教えてください

柴田さん:
障がい者雇用の求人は、当社のホームページやハローワーク、障がい者向けの求人媒体、エージェントによる紹介などがあります。
ヘルスキーパーの場合、資格を持っていることから、同じ学校に通っていたという横のつながりで入社されることもあります。
応募後は、人事がカジュアル面談を1回行い、話し方などを見た上で、事業部門に面接をお願いする流れとなっています。

当社は、北海道から沖縄まで全国に拠点を持っているので、地方でも働く場所を提供できます。
お仕事を探している方は、ぜひ当社を検討していただきたいです。

多様な人材が活躍できる組織を目指すSCSKサービスウェア

Q. 今後の展望や目標を聞かせてください。

柴田さん:
当社は、「ビジネスサービスプラットフォーマー」の実現に向けて、D&Iを重要な経営戦略の一つと位置付けています。方針としては、「多様な人材が互いに仲間として認め理解し合うことで組織力を上げること」を掲げており、障がい者だけに留まらず、シニアや女性活躍、LGBTQも含まれています。
また、こういった「属性の多様性」だけではなく、「思考内容・能力の多様性」や「意見・見解の多様性」も含めた、組織に存在するすべての多様性を認識し、活かすことが重要です。
▼SCSKサービスウェアのD&Iの取り組みはこちら▼

www.scskserviceware.co.jp

SCSKグループの経営理念でも「人を大切にします」という約束を宣言しており、当社には事業の根幹を支える最も大切な資産は「人」である、という考えが根付いています。
一律に目標値といった数字を決めて、それを超えることだけを求めるのではなく、多様な人材が活躍できる組織になることが、誰にとっても働きやすい環境へとつながると考えています。
誰もが働きやすい環境をつくることで、全ての人材の能力を最大限に引き出し、SCSKグループの事業成長に活かすことで、持続的成長と新たな付加価値サービスを創造し続ける企業を目指しています。

 最後に

今回は豊洲本社勤務の柴田さんに、障がい者活躍推進について話を伺いました。
D&Iの方針として「多様な人材が互いに仲間として認め理解し合うことで組織力を上げること」を掲げているSCSKサービスウェア。
障がい者雇用のみならず、一人ひとりの多様性を認め、すべての社員がいきいきと働ける環境を創っていきたい、と強く語っておられたのが印象的でした。
SCSKサービスウェアに興味のある方は是非参考にしてみてくださいね。

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