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男性社員が育休取得で実感したこととは?できるだけ多くの人に取ってもらいたいおすすめの制度

【仕事と育児の両立・キャリア形成】社員インタビュー① ~仕事も子育ても充実させたい~

仕事も子育ても両立してキャリア形成をしている社員を3人、3回のシリーズでご紹介します。第一弾は「豊洲本社勤務の國枝祐貴さん」にインタビューを行いました。
男性による育休取得は徐々に増えてきているものの、まだまだ世間一般では多くないのが実情です。
そんな中で2018年10月、第一子誕生の際に1ヶ月の育休を取得された國枝さん。
実際に育休を取得した経験から得られたことや仕事と子育ての両立、育児に役立つ便利グッズなどについて幅広く伺いました。

【プロフィール】
■國枝 祐貴|ファシリティマネジメント部ネットワーク企画課
豊洲本社/2001年4月入社
新卒でSCSKサービスウェアに正社員として入社。事業系ヘルプデスクを10年ほど経験後、現在はネットワークインフラ構築に携わる。

ヘルプデスクからスタートし、現在はネットワークインフラの構築を担当

Q.入社から現在までの経歴を教えてください。
國枝さん:
新卒で入社して、最初の10年ぐらいはヘルプデスクに携わっていました。
ヘルプデスクには事業系とコーポレート系があるのですが、僕は事業系担当で社員の皆さんが使うPCやプリンタの準備、設置などがメインの業務だったんです。機器はレンタルが多いですが、それの費用配布なども行っていて、事業系に関することなら何でもやっている感じでした。
ここ10年ぐらいで、次第にネットワークインフラの構築の方へと業務の比重が大きくなっていきました
今では大規模システムのインフラ構築や運用などを担当しています。

以前から子どもができたら育休を取ろうと考えていた

Q.出産前→育児休職中→復職後、それぞれのタイミングでの悩みや葛藤したことを教えてください。
國枝さん:
育児休職(以下育休)を取得したのは、2018年の10月の頭から1ヶ月の間です。
出産予定日が9月末だったので、キリよく10月から取得することにしたのですが、初めてのことなので正直どういうタイミングで取ればいいかわかりませんでした。
実際の出産は予定日より少し遅れたので、予定日までは有休を使ったのですが振り返ってみると結果的にちょうど良かったと感じています。
妻が医師から「運動したほうがいい」と言われていたので一緒に散歩したり、心の準備をしたり、買い物など赤ちゃんを迎えるための用意など、夫婦ふたりだけで過ごすことができた最後の時間になったためです。
生まれるギリギリで育休を取るよりも、ちょっと前から有休を使うなどして余裕を持って休んだ方が良いと、これから取得する方にはおすすめしますね。

以前から僕の周囲には男性の育休取得者が割といたため、珍しいという印象は特になかったです。
なので、自分にもその時が来たら育休を取ろうと、子どもができる前から考えていました。
妻が妊娠したことを当時の上司に報告した際、できれば育休を取得したいという相談をしたところ、快く承諾していただけたのがすごくありがたかったです
しかし約1ヶ月休むわけですから、周りに迷惑がかかってしまうな…という思いも同時にありました。育休は、引き継ぎや準備などメンバーの協力がないとできないことですから、その調整が大変でしたね。

SCSKサービスウェア男性社員の育児休職取得者数
2018年度 4人
2019年度 5人
2020年度 21人
2021年度 8人

コロナ禍のおかげで在宅勤務になり、子育てがすごくやりやすかった

Q.仕事と子育ての両立で大変なことはありましたか?
國枝さん:
妻が育休で家にいる間はそれほどでもなかったのですけど、産後1年経って妻も職場復帰した後が大変でしたね。
この時期の子どもは、すぐに熱を出したり病気をもらってきたりするので、お互い仕事をしている中、どちらが面倒を見るかという調整に一苦労しました。
当時、子どもが1~2歳の頃に住んでいた場所は勤務先の豊洲からちょっと遠く、通勤時間は早くても片道1時間半ぐらいかかったんです。
一方、妻は割と近距離通勤だったので、融通してもらいながら何とかやってこられました。


現在、東京へ引越したので以前ほど勤務先まで遠くはないのですが、やはり通勤に片道1時間ぐらいかかってしまいます。在宅だとその時間で保育園に子どもを送ったりお迎えに行ったりできるので、通勤時間の削減はとても大きいと実感していますね
今では夫婦でお互いの仕事の予定を見ながら話し合って、送り迎えの対応をしています。

 

ネットワークインフラという仕事柄、皆さんが使っていない時間にメンテナンスを行うため、夜中に作業することが多いんです。
午後6〜7時からスタートして朝5時ぐらいまでかかったりする夜間作業が、少なくとも月2回、多い時には週2〜3回あります。
しんどく思われるかもしれませんが、かれこれ10年くらいこの生活を送っていて、今では慣れていますね。
実は、妻もSCSKサービスウェアに勤めているので、僕がこういう仕事をしていることは以前から知っていて理解してくれています。

ありがたいことに、うちの子は夜泣きがほぼなかったんですよ。親がストレスに感じるような困ったことが本当になくて。
たまに朝、保育園に行きたくないって言われることがありますけど、そんな時でも保育園に行って大好きな先生に預けたら、クールにバイバイって手を振ってお部屋に行っちゃうんです(笑)。
引き渡しの時に泣きじゃくるといったことは今のところありませんでしたね。

スケジュールアプリ・マキシコシ・歩行器の活用で育児をより快適に

Q.便利だったグッズについて教えてください。
國枝さん:
スケジュールアプリ
お互いの予定を合わせるためにスケジュールアプリを使っています。妻は出産した今では平日9時〜18時勤務、土日休みが基本になっていますが、もともとプロジェクトの現場にいて平日が休みだったんです。そこでスケジュールアプリを使って、今度の休みはいつだとか予定を共有していました。今も使っていて、生活する上で当たり前になっています。

マキシコシ
マキシコシは、子どもが新生児から1~2歳ぐらいの時にとても役立ったグッズです。
外食や実家へ行った時などに「簡易ベッド」として使えるほか、「ベビーカー」や車の「チャイルドシート」としてそのまま取り付けられるのが特徴です。
当時は坂の多い横浜在住だったので、どこかに出かける際は車での移動がほとんどでした。普通だと車のチャイルドシートからベビーカーに乗せる時は、子どもを抱きかかえて移さないといけない状況になりますが、マキシコシだと赤ちゃんが入っているスペースはそのままの状態でベビーカーにガチャンとはめればいいので、子どもが寝ていても起こすことがなくてとても助かりましたね。


左:車に載せてチャイルドシートに 右:ベビーカーとして


歩行器
歩行器も役立ったグッズです。使用時期はマキシコシと同じ頃でした。
ちょっと子どもから目を離す時があっても、歩行器に入れていると見失わず安心できました。
特に便利だと思ったのが歩行器の前の部分、赤ちゃんから見て正面におもちゃが付いているんですけど、その部分が着脱式になっていてテーブルになるんです。子どもを抱きかかえて移す必要がなく、そのままご飯が食べさせることができたので重宝しました。

普段はゲーム、冬はスノーボードで息抜き

Q.息抜きの方法やご自身の趣味などがあれば教えてください。
國枝さん:
普段の息抜きは、昔からゲームをすることです。場所を選ばず空いている時間に好きなことをやるのが自分にとって気分転換になりますね

そのほかの趣味だとスノーボードが好きです。
最近コロナも落ち着いてきたので、今年の1、2月にもスノーボードを滑りに行く計画をしています。
子どもが4歳なので、今年はスクールに入れようと思っています。去年は初めて板に乗せたんですが、手を離したら子どもに「パパ、なんで手離すの!?」とめっちゃ怒られました(笑)
親が教えると甘えが出ますし、スクールに入って基礎を教えてもらった方が早く上達すると思うんですよ。そして、早く上手くなって僕について来てほしいですね。

妻も僕の影響でスノーボードを始めたところなので、まだあまり滑れないんです。僕が教えるなら子どもよりも、むしろ妻の方かもしれませんね。
今となってはこうして家族を連れて行くので、息抜きになっているのかというと…どうかな。たまには一人で思う存分滑ろうかな、なんて思っています。

立場やキャリア的にも管理側にシフトしていきたい

Q.今後のキャリアや目標について教えてください。
國枝さん:
現在の仕事はチームに4人しかいないため、メンバーに負担がかかっているところが結構多くあると感じています。
人を増やすことでできるだけ業務を分散できるようにしていけたらと思っています。
そして新たに入ってきた人に対して、僕が教えられることはどんどん教えていきたいですね。

自分自身は、立場やキャリア的にももう少し管理側にシフトしていければと考えています。
今後、子どもがもう少し大きくなってきたら勉強時間も取れるようになると思います。ゆくゆくはCCNP (シスコ技術者認定)という資格を取っていきたいですね。

第二子誕生の機会があれば、次も育休を取得したい

Q.これから育休を取得する方に向けてメッセージをお願いします。
國枝さん:
新生児の期間は本当に短くて子どもの成長の早さを実感しました。この時期を一緒に過ごすことができたのは、今から振り返ってもすごく貴重な体験だったと言えます
ぜひ、皆さんにも事情が許すなら積極的に育休を取得してほしいですね。
男性は女性のようにお腹に子どもができないので、子育てに対する認識を持ちにくいと思います。24時間子どもと妻と一緒にいることによって、子育てに対して当事者意識がすごく強くなるのを感じました。

もし第二子が誕生する機会があれば、仕事はなんとか調整して、ぜひ次も育休を取得したいです。
生まれてくる下の子に妻がかかりきりになる分、上の子を世話してサポートする必要がありますからね。

「3ヶ月・半年など、さらに長期間の育休は考えたことがありますか?」と聞かれたことがあるのですが、周りのメンバーに負担がかかるのと経済的な問題もあるので、そこまでの長い期間は想定していません。
育休中も育児休業給付金は出ますが普段のお給料の満額ではないので、経済面のカバーは夫側がしていかないといけないなと思っています。
妻には体のためにも子どものためにもしっかり休んでほしいですからね。
とはいえ最初の頃は一緒にいたいので、できれば出産予定日のちょっと前から有給休暇などを利用して休んで、1ヶ月半から2ヶ月くらいの期間で育休を取得できればいいなと思います。

余談ですが、よく聞く「パパイヤ期」がうちは全然なかったんですよ。最近になってどんどんママ大好きレベルが上がってきていますが(笑)
そんなわけで、男性もできるだけ積極的に育休を取ってほしいです。そして、その時間を大切に過ごしていただきたいですね。
当たり前のように育休を取得する雰囲気になれば、社内でサポートに回る時もお互い様だと思えるので、定着することを願っています

育休は子どもの成長を実感するかけがえのない経験を与えてくれる

仕事と育児の両立、キャリア形成の社員紹介シリーズ第一弾は、國枝さんに育休を取得した経験について話を伺いました。
第一子誕生によって取得した育休は、子どもの成長を実感するかけがえのない経験だったとインタビューから伝わってきました。
SCSKサービスウェアでは男性社員の育休取得を推進しています。
ゆくゆくは育休取得について考えておられる方や仕事と育児を両立したいと思っている方、SCSKサービスウェアに興味のある方は参考にしてみてくださいね。子育て支援に関する関連記事にもご注目ください。

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