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自衛隊からIT業界へ転身!取得した資格を武器に、答えのない業務へ取り組む

今回は、大阪プライムデスクの岡田京佳さんにインタビューを行いました。
元自衛官という異色の経歴を持つ岡田さんは、現在建材メーカーの情報セキュリティ対策に関するプロジェクトでリーダーとして活躍。グループ全体のセキュリティ面におけるさまざまな業務に取り組んでいます。
SCSKサービスウェアに入社したきっかけや現在の業務内容、仕事のやりがい、今後の目標など幅広く伺いました。

【プロフィール】
■岡田 京佳|リーダー
大阪プライムデスク/2015年入社
陸上自衛隊の任期満了後、SCSKサービスウェアに契約社員として入社。2022年10月正社員登用。現在は、建材メーカーの情報セキュリティ対策業務にてリーダーを務める。

24時間365日いつでも出動できるよう待機している日々

Q.SCSKサービスウェアに入社したきっかけを教えてください。
岡田さん:
前職は、陸上自衛隊に所属していました。
大学中退後、22歳の時に入隊。当時自衛隊にちょっと興味を持っていたのがきっかけで、公務員のように安定した職だと考えたからです。
一番印象に残っているのは演習訓練ですね。敵に海も空も越えられた想定で、最後の砦として山の中に陣地を作るんです。他にも、山の中にアンテナを立てるという、日常ではなかなかできない経験をしました。
自衛隊には4年半ほど在籍し、任期満了で退職しました。
次に転職するなら子どもの頃から興味があったIT系かなと思って、在籍中もチェックしていましたね。
自衛隊で学んだ技術面は直接活かせていませんが、粘り強さや根気強さ、培った経験は、今でも役に立っています。

SCSKサービスウェアの仕事は、偶然眺めていた求人広告で見つけたんです。
その時の募集内容はヘルプデスクです。それまでIT系ってプログラミングやサーバーの構築みたいな技術的なイメージを持っていたので、ユーザーを助ける仕事の存在を初めて知りました
求人広告にあったスポットのヘルプデスクで採用され、その後データセンターのヘルプデスクを経て、今の業務に移りました。

入社当初は、正直言って自衛隊とのギャップが大きかったですね。前職が前職なので(笑)。
自衛隊にいた頃は休日であっても待機している感じで、24時間365日いつでも出動できるように気を張っておく日々だったんです。
当たり前のことかもしれませんが、民間企業は朝起きて出勤して、定時に仕事が終わって家に帰れるんだなって。
人間らしい生活が送れるありがたさを実感していますね。

グループ企業のセキュリティ対策を一手に担う

Q.現在の仕事内容について教えてください。
岡田さん:
現在は、某建材メーカーのグループ会社でセキュリティ対策業務に携わっています。
グループ全体で40社ほどある中の、IT部門を統括している企業に常駐しています。
このプロジェクトは、SCSKサービスウェアでは私を含めて3名、他社の2名を合わせて5名で構成されています。
仕事内容は、ウイルス対策製品を導入したり、ウイルス対策製品を維持運用するためにバージョンアップしたりなど、セキュリティを一手に担っています。

常駐先はセキュリティに力を入れている会社のため、PCの環境自体は非常にクリーンなんです。
お陰様でウイルスに感染したPCは年に1回出るか出ないかというぐらいなんですよ。
その一方、セキュリティに厳しすぎる側面もあります。
「制限がかかってホームページが見られない」、「このソフトウェアが使えない」といった問い合わせは1日に10件近く寄せられますね。
ほとんどの場合、ホームページやソフトウェア自体に悪いところはありませんから、問題がないことが確認できれば、そこの設定だけ局所的にセキュリティを弱めるなどして使用できるようにしています。
エンドユーザーとのやり取りは、主にメールや電話での対応です。
お客様側とはMicrosoft Teamsで、セキュリティ緩和の許可申請などは、ワークフローを使って行っています。

セキュリティと言ってもいろいろあって、例えばあるソフトウェアをインストールできない場合、PCに入っているウイルス対策ソフトが原因なのか、OSが悪いのか、ネットワークが邪魔しているのかと、さまざまな要因が考えられます。
そのため、プロジェクト内の情報共有は頻繁に行っています
私はネットワーク担当、他社さんがエンドポイントのセキュリティ担当など、それぞれ担当を割り振って業務にあたり、メンバーが一通りの業務を行えるようジョブローテーションを実施しています
担当替えは年度の始めに変わることが多く、それ以外では人の入れ替わりで手薄になった部分が出ると臨時で変わることもありますね。基本的に1〜2年くらいは1つのポジションを担当している形です。

セキュリティの仕事には答えがない

Q.仕事のやりがいについて教えてください。
岡田さん:
以前のプロジェクトだと、直接対応する相手はIT部門の方が多かったんです。このプロジェクトに来てから初めて、エンドユーザーと1対1で話す機会ができました。
エンドユーザーから困りごとを直接耳にして、自分たちの力で解消できたことにやりがいを感じますね。
「ありがとう」とか「助かった」など、感謝の言葉をいただくこともあるんですよ
以前のプロジェクトや前職の自衛隊ではなかったので、嬉しさを感じます。

一方、大変だと感じているのは、セキュリティの仕事に答えがないということです。
先ほど、ホームページが見られない時にセキュリティを弱める話をしましたが、その場合はお客様側にリスクを飲んでもらうことになるんですよ。
何か理由があって、あらかじめセキュリティを高い設定にしているわけですし、それを弱めるのはリスクが高くなることと引き換えになってしまいますから。
お客様側と話をしながら決めているものの「これで本当に良かったのか」は誰にもわからないので、悩みどころではありますね。

社員教育が充実していてモチベーションアップを実感

Q.SCSKサービスウェアの良いところを教えて下さい。
岡田さん:
SCSKサービスウェアは、社員教育に対する姿勢や考え方が真摯だなと思っています。
eラーニングが充実していて、社内のリーダーに向けたコンテンツや資格に関するものなど、いろんなことが学べる環境が用意されています。
また、資格取得に関する費用を負担してもらえる補助金制度や、取得後に手当が付くのも魅力的ですよね。
具体的に目標を定めて勉強できる環境が整っているため、モチベーションが上がると実感しています

現在のセキュリティ部門に来てから、「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」を取得しました。この資格は、サイバーセキュリティ対策を推進する人材の国家資格なんです。
難易度を説明すると、経産省が行っている情報系の資格のうち、ITパスポートはレベル1、基本情報技術者がレベル2で、情報処理安全確保支援士はレベル4に該当しており、難関資格のひとつと言えます。
資格取得に向けて取り組んでいる頃から、「岡田くん登録セキスペ取るんでしょ。すごいね」「期待してるよ」とお客様も気にかけてくれていたんです。
合格を伝えた時は一緒になって喜んでくれてとても嬉しかったです。

SCSKサービスウェアに来てほしいと思う人材は、自分から行動できる人、自発的に勉強できる人ですね。
もちろん社内のバックアップは充実していますが、結局のところ行動して勉強するのは自分なんです。
この環境を利用してどんどん技術を磨いていき最終的に業務へと活かせる、そんな人にぜひ来ていただきたいですね。

先輩方から受けた恩を新しく入社した人へと繋いでいく

Q.最後に、今後の目標について教えてください。
岡田さん:
SCSKサービスウェアに入社して、先輩方からたくさんのことを教わり、本当にいろいろと良くしていただきました。
今度はリーダーという立場から、新しくプロジェクトにやってきた新入社員や中途入社の人たちに、いろんなことを教えたり困りごとに寄り添ったりして手助けをしていきたいです。
これまで学んで得たものを自分一人だけのものにせず、次の人たちに繋いでいきたいですね。
それが、当時先輩から良くしてもらったことの恩返しになるのではないかと思っています。

未経験からスタートしてプロフェッショナルを目指せる

今回は、大阪プライムデスクの岡田さんにインタビューを行いました。
自衛隊からIT系へと転職された経歴が物語るように、粘り強く知識を身に着けて成長してこられた様子が伺えました。
難関資格を取得し、セキュリティという答えのない領域にチャレンジしている姿は、励みになる方も多いのではないでしょうか。
SCSKサービスウェアでは、未経験であっても、キャリアアップを目指してチャレンジできる環境が整っています。
業務を通じてステップアップしたい方やキャリアチェンジのために転職を考えている方は、SCSKサービスウェアにぜひご応募くださいね。