2021年10月に、全拠点を対象とした全拠点ウォーキングイベントが開催されました。個人エントリーとチームエントリーで実施され、1ヶ月の歩数を競って盛り上がったイベントとなりました!企画運営を担当した人事部労務課の岩本さんと山本さん に、ウォーキングイベント実施の目的、社内の反応、今後の方向性などについて伺いました。
体を動かし、運動とコミュニケーションのきっかけに。
ー全拠点を対象に実施されたウォーキングイベントの概要を教えてください。
岩本:2021年10月1日〜31日まで1ヶ月間の歩数を競うウォーキングイベントです。今回で3回目になりますが、第1回は豊洲本社のみを対象にしたイベントで、第2回は豊洲本社と北九州センターを対象に実施しました。3回目の今回、初めて全拠点に対象を広げました。参加方法は個人エントリーとチームエントリーがあり、個人エントリーではシンプルに歩数をカウントして競います。チームエントリーは3〜10名でチームを組んで、メンバーの平均歩数の累計で競う方式としました。個人とチーム合わせて、個人エントリー:154名、チーム:71チーム、全体:563名のエントリーがありました。
ー実施に至る経緯を教えてください。
山本:人事部労務課は、従業員の労務管理、健康管理、ダイバーシティなどライフサポート全般を担う部署です。今回のウォーキングイベントは健康管理施策の1つになります。当社は基本的にはデスクワークなので、運動量が少ないせいか、ふくよかな方も少なからずいるんですよね(笑)。少しでも体を動かすキッカケ作りをしたい、との思いがありました。
岩本:もうひとつの目的は、従業員同士のコミュニケーション活性化です。個人情報を扱う部署も多く、セキュリティ対策を万全にすればするほど、隣の人が何をしているのか見えにくくなります。作業スペースも厳重に管理されていることが多いので、他部署との物理的な接点も少なく、同じオフィスで働いていてもどんな人なのかわからない、というケースが多くなりがちです。さらにコロナ禍でテレワークが浸透し、ますます運動不足とコミュニケーション不足が懸念されるようになりました。そこで、2つの課題を解消できるイベントとして、チーム戦を取り入れたウォーキングイベントを企画しました。
全拠点が一丸となって楽しみながら取り組むイベント。
ー日本全国にある全拠点を対象に実施するのは難しかったと思いますが、どのような工夫をしましたか?
岩本:各拠点に「安全衛生委員会」があり、1〜2名の担当者がいます。これまでも拠点独自の健康イベントを企画するなど、各拠点の健康管理をサポートする役割を担っていました。この安全衛生委員が拠点の事務局となり、全拠点で話し合いをしながら、ウォーキングラリーの運用を決め、各拠点のメンバーに呼びかけなどを行いました。おかげで、全拠点が一丸となって楽しみながら取り組める貴重な機会になった思います。
ー社内の反応はどうでしたか?
岩本:ウォーキングイベントの告知をしたのは2021年8月。新型コロナウイルスの感染者が多い地域もあり、どのくらいの参加者が集まるか少し不安があったのですが、予想以上の参加申込みがありました。実施中は、チームのメンバー同士でLINEグループを作り、日々歩数を報告し合ったりしているチームもあったようです。途中で中間発表をしたのですが、他のメンバーやチームの具体的な歩数を見るとモチベーションになったようで、そこからグッと歩数を増やした人も多かったようです。中間発表と最終順位では結構な変動がありました。
山本:上位入賞には、健康に関するグッズを進呈も準備しました。従業員が個人やチームで楽しみながら、運動をするきっかけになれば嬉しいです。
岩本:表彰式はオンラインで実施したのですが、当日まで順位はシークレットでした。オンラインとはいえ、盛り上がっている参加者の様子が見られ、参加者からは、運動する良いきっかけになった、意識して歩くようになったと、こちらもうれしくなる声がありました。おそらく、表彰式の後も上位入賞のチーム内ではいろいろな会話が生まれたと思うと、企画者冥利に尽きます(笑)。
雇用区分や拠点に関係なく、全従業員が健康を守る機会を平等に与えられる。
ー今回、全拠点、全従業員が参加できる形にしたとのことですが、さまざまな雇用形態がある中でどのように実施したのですか?また、全従業員が参加できるようにした理由は?
岩本:各拠点の担当者には、雇用形態などに関わらず全員に参加を呼びかけてもらうようにお願いしました。また、歩数のカウント方法は、基本的には当社が加入している健康保険組合が提供するスマホアプリを使いました。しかし、受け入れ派遣の方など当社の健保に加入していない従業員もいるので、そのような場合は勤怠システムのアンケート機能を活用して、歩数を申告してもらうようにしました。
山本:全従業員が参加できるようにしたのは、雇用区分や勤務拠点に関係なく「SCSKサービスウェアで働く仲間」として、全従業員の健康増進とコミュニケーション活性化の施策にしたかったからです。
ー今後、人事部労務課として、どのように従業員の健康をサポートしていきたいと考えていますか?
岩本:今後、テレワークがさらに定着していくと考えられるので、運動不足とコミュニケーション不足を解消できるような、楽しみながら参加できる企画を考えていきたいと思います。
山本:これまでも拠点ごとに、メンタルヘルス講習会の実施や救命救急講習をしたり、さまざまな側面から健康を考えるキッカケ作りをしてきました。全国に拠点があり、テレワークも浸透する中、オンラインでの健康サポートはまだまだ取り組む余地が多く残されています。今後も全従業員が健康でより良いパフォーマンスを発揮できるように、取り組んでいきたいです。